青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

ひとひとり


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顔の筋肉ひとつ動かしてはおらず
だからどこも耐えてはおらず
目も瞼も素直にそこに居(お)るというのに

いうのに

 

開いているだけの瞼の奥から
知らずのうちに涙がツゥーと
ツゥーと流れていると気付き

 

それは  衝撃や混乱や悲しみや絶望に囲まれている今だけども

涙はちがうだろと呟くが  人なのだ

 

人なのだ

 

・*゜。

昇らない螺旋


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  お腹ね
  すごく空いてるのに
  食欲が無い
  けど  お昼ごはん食べた

  なんか今日はいろいろ
  色々もう シンドイなぁ
  ってなってきて
  胸の奥がキュウッてなって
  目が浸水して
  座って息してるのも
  面倒くさくなって
  部屋が少し、
  さむくて
  空気が
  水色
  で
  泣いた

 

  48なのに
  26のときと変わってないの
  覚えとけ

 

 

 

  ・.゜*。

不思議


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どうしてこの時期に
火の点いたストーブの前に立っている11月の夜にどうして
夏の向こうの空に大いに盛り上がる
入道雲が見えるのか
あれは熊野の海の広い空に積まれた入道雲なのか
それとも海も山も見えない東京の
建物の遠く向こうに見えていたものなのか

歌集を読みたい
と思っていた所の不思議

 

 

しかし思いきって本を買って
後悔すること
しないこと

なんだかもうその本がやたらと欲しくて

堪らなくて堪らなくてどうしようもなくて
ふーふー 言っちゃうような感じのときは
大体は買って後悔すること多いのも

あれ不思議

 

 

読みたい歌集が探せない
どれと決まってはないが
甘ったるくなくて詠まれている世界が狭くなくて
ハンサムな短歌が良いのですが
おすすめは ありますでしょうか

 

 

ちなみに好きな色は
青です

いちじくの実や、ざくろの赤も好きです
歯で噛み締めて、赤く内出血した唇のような

 

 

*゜.・

 

 

 

 

 

どうしたのか

 

 

やけに涼しい

 

現在、7月18日、15時

気温  17℃

 

こんな日に、小学校で娘はプール授業あったんだと。

 

 

この涼しい風を、西日本に送ってあげたい

 

 


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゜・*.゜