青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

2015-04-28から1日間の記事一覧

ゆれる青

風が通る 陽射しと影の隙間を 揺れる青みの匂いも後を追う 影の濃さをもとめて 山の匂いと潮の匂いの隙間の田の畦を 小屋で待つ兎の食べる 草をもとめて全力で走る 母が切った髪をちぎれるほど揺らして 抱えた草のたくさんの青い匂いがわたしの後を追う ・。…

りゆう

とべよ とべよ というのです この日の つよおい風でないと ゆけないところがあるのです ほんとうは いつでもゆけるはずですが こころの こころの中はじゆうなのだから いつでもゆけるはずですが つよおい風のりゆうで せなかおされて それで ようやっと ・。…