青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

青の空間

昇らない螺旋

お腹ね すごく空いてるのに 食欲が無い けど お昼ごはん食べた なんか今日はいろいろ 色々もう シンドイなぁ ってなってきて 胸の奥がキュウッてなって 目が浸水して 座って息してるのも 面倒くさくなって 部屋が少し、 さむくて 空気が 水色 で 泣いた 48な…

不思議

どうしてこの時期に火の点いたストーブの前に立っている11月の夜にどうして夏の向こうの空に大いに盛り上がる入道雲が見えるのかあれは熊野の海の広い空に積まれた入道雲なのかそれとも海も山も見えない東京の建物の遠く向こうに見えていたものなのか 歌集を…

異種との愛

シェイプオブウォーターの半魚人みて思い出す。 6年ぐらい前だったか見た夢。 私には恋人がいる。綺麗な男性。けれど私は他の星から地球にきたグロテスクな様相をした男性に出会い、愛し合う。 しばらくして彼に追手が迫る。 彼は海の中に逃げようとするが…

庭にあるいつもの水溜まりが 空想の異世界の鍵盤楽器 という朝 最初の指先とは別の指先でまたその指先とは別の指先でとんとんと優しくやさしく触れてゆくと蒼白い小さな音をたてて楽器は 一瞬で薄い膜になった 息が白く 空は青白く 空気はオブラートの氷のよ…

秋の青

Autumn's blue 影が、時に青い色を含んでいることに気づいた日 のばした手の、甲や指がいつも美しくなめらかだったのはいつの頃の記憶だろうか 多くの経験と、または何もせずに座り続けたさらに多くの時間 人生 人生の表れた手の甲が、美しく尊いというのは…

Satijn

青いサテンの上で 漂い移り変わる光とその影に 次第に気配を強める 記憶が抱え込んでいる湿度 変容した光を逃がさないこの青い布地に 人生のなかのどこを探しても見あたらない記憶をみている 彼女が生きた青いサテンに .゜* ゜.*

叶えられた願い

たしかに空は 切り取られてる 空の断面は それはたしかにあるのだろうね 枯れ葉になるまえに 青い空とひとつになりたい とねがったから 土に ちいさな空の世界が 青い枯れ葉になりたい わたしも ・。*

その青とは祈りだろうか

ここからもうすこし この草はらをくだっていったあたりにある 葦の群生の水場で 深い青の光の反射を見たのです ちかくに寄ってもなにも探せはしなかったというのに それはやはり 深い青で光を反射しているのです 葦の群生する水場で ・。* かなしみや喜びや…

そこに私はいたか

記憶だろうか 幻想だろうか 走るのだ 土を踏んで土を蹴って 緑を分けて緑をちぎって 走るのだ 顎を引き歯でくいしばって 顎を上げ空から風を皮膚にすべらして 走るのだ いつの記憶 幻想か 望みか 再会か 過去に見せかけた 今か 草の青い中を 全力で走る こど…

ゆれる青

風が通る 陽射しと影の隙間を 揺れる青みの匂いも後を追う 影の濃さをもとめて 山の匂いと潮の匂いの隙間の田の畦を 小屋で待つ兎の食べる 草をもとめて全力で走る 母が切った髪をちぎれるほど揺らして 抱えた草のたくさんの青い匂いがわたしの後を追う ・。…

短く美しい青の日々

コーヒーと青って たえられないほど ぐっとくる この Coffee/Blue の美しさは 神秘だわ 9月の誕生石は だいたいの国ではサファイア イギリスとオーストラリアでは サファイアとラピスラズリだとか わかるわぁ 9月って 青よね 私てきには10月も青でいい…

『語りかけるか語らない 青いインク壺』

青いインク入りの インク壺のこと まだ子どもだった当時 家に父親のものであるガラス製のインク壺があり 青いインクが入っていた ペンもペン先もいくつかあった 私は それになぜか強く惹かれ よくひとり 白い紙に文字を書いていた 私はその 青いインクで ペ…

青の十字架

私に 青い十字架をください どうか青い十字架を 胸にそっとのせてください 私の胸に 十字架に吸収されゆく 内側の底蓋の下に降り積もり沈澱した 悲しみと少女の 声にならぬ声が溶けゆきますから 私に 青いインクのペンをください ・。*

合 図

深く 深く沈み込むような どこまでも染み込み浮かびあがりはしないような赤味ある紫に 見開いた目を通り越し内宇宙に到達するロイヤルブルーの重なりを見ていました どうやら どうやら とうとう その時なようです 果たして 掻き分けた先に光は ・*。