青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

足 跡

 

   誰かに どなたとは言いません 誰かに

   今世 生まれた私と出会いまたは すれ違い

   または言葉を交わした誰かに

   忘れ去られるのが私の常なる性質であるのであれば どうか

   私を立ちのぼる紫色の煙にしてください 夜明けの匂いのする紫の

 

  ・*。

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                 Copyright © 2015 Mihoko Yokojima