美のあるところに絶望はないのか
ときに灰色が
耐え難いほどに 身もだえするほどに 美しく感じる
美しく “ 見える ” とは少し違い
そのとき私はこちら側から見ているのにもかかわらず
そのグレイの内側やさらに奥や 表情を
胸の 胸よりも僅かに高い位置で感じるのだ
そしてあまりの美しさに
息がとまり ため息
では
灰色が絶望でないなら
人生の絶望や憂いはどうあらわすか
・。*
Copyright © 2015 Mihoko Yokojima