青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

美のあるところに絶望はないのか

 

 

   ときに灰色が

   耐え難いほどに 身もだえするほどに 美しく感じる

 

   美しく “ 見える ” とは少し違い

   そのとき私はこちら側から見ているのにもかかわらず

   そのグレイの内側やさらに奥や 表情を

   胸の  胸よりも僅かに高い位置で感じるのだ

   そしてあまりの美しさに

   息がとまり ため息

 

   では

   灰色が絶望でないなら

   人生の絶望や憂いはどうあらわすか

 

 ・。*

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