青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

ある小学校の学級崩壊②「担任の件 保護者会へ 」 ー担任が原因で不登校3名、行き渋り多発、抗うつ剤処方、摂食障害

 
 
 

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  先週 9月8日に行われた、娘のクラスの保護者と、担任、校長、教頭との「話し合い」は、
  当初の予定の一時間を大幅に越えて、二時間となり、さらに予想よりも
  多くの保護者の方々に集まっていただけました。
 
  
  最初、学校側は校長と教頭しかおらず、その状態で始めようとしたため
  私が、担任はいないのですか、と問うと
  「私たちで話し合いをして、最後に担任を呼んで挨拶をさせたい」
  などと校長、教頭が言うので、びっくりしてしまい言葉がでないでいたら
  保護者の方が「事実確認もしたいので担任を呼んでください」と
  言ってくださって、助かりました。
 
 

 この時、学校側にした指導改善要求の

「指導・対応改善の要望書」⬇

         

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  保護者代表は2名で捺印。

校長・教頭からは閲覧済みの署名・捺印もらい、参加保護者から署名してもらいました。

 

 

 

子どもの心と自然 (いのちの科学を語る)

子どもの心と自然 (いのちの科学を語る)

 

 

 

 

 
 
 
  保護者の方々は、疑問や事実確認や、意見などを次々に発言してくれました。
 
  担任は、口許に少しの笑みを絶やさないまま聞いていました。
 
 
  実は、子ども達が、急に学校を休みがちになった時期に
あることが起きていたのが分かりました。
クラスのある男子が、音読の宿題で親のサインがないとか、宿題を半分しかできなかったなどの理由で
担任から
  「そのダメな自分の頭を、自分で殴りなさい!」
と言われ、クラスの児童たちが静かに座って見守るなか、立たされ
その男子は自分の頭を殴りましたが、担任は納得いかず
「もっと強く!」と責め
男子は思いきり自分の頭を殴ったというのです。
 
その自分の頭を殴った音が聞こえるほどだったそうで、クラスは凍りつき
隣の席だった娘は、一番はっきりとその鈍い音をきいたのだそうです。
その男子は、いつもニコニコした、おっとりした子で、殴らされたときも
娘が「大丈夫?」と聞いたら、笑顔で「大丈夫」と答えたと。
 
この日を境に、学校を休む児童が増えたのです。
 
この保護者会で、この件を担任に確認すると、担任は しぶしぶ認めました。
(追記:のちに、自分の頭を殴らされた児童は、他にも複数いたことが判明しました)
 
 
  全く事態を知らずにいた保護者のかたは、鼻を真っ赤にして
  泣きながらやり取りを聞いていました。
 
  不登校の児童の親御さんは、話ながら涙ぐんだり、また
  もうひとりの不登校の女児の親御さんは、発言した途端に泣き出し
  聞いていた他の保護者も涙が堪えられず、泣いていました。
 
 
  しかし
 
  最後に担任が、お詫びと発言をしたときに、私はこの二時間が
  「無」であったことに気づきました。
 
 
 
  担任の発言内容は、授業参観の後の懇談会のときと何ら変わりなく
 
  「生徒の自発性を育てるための教育」
  「最初は本を読ませるだけで泣いていた生徒たちが、発表の舞台では
  泣かずにしっかり発表することができるようになり、成長を感じました」
 
  というものでした。
 
 
 
  小学1年生ではないのだから、本を読ませるだけで泣くわけないんです。
  1年生でも2年生でも、授業で泣いたりしませんでしたよ。
 
  本を読ませるだけで、小学3年生が泣いたりしませんよ。
 
  何をしたら、小学3年の新学年始まって最初の1ヶ月半で
  クラスの児童22人中、16人が泣くことになるんでしょう。
 
  泣いたのは男子が多かったようです。
  泣いてないのは男子が二人、女子が四人。
  
  うちの娘も泣いてないはずでしたが、実は失敗を怖れるあまり、パニックになり
  それを強く叱責され、耐えられず泣いてしまったと、二学期はじまる
  直前に言ってきました。
 
  言うとお母さんがビックリして心配するかもと思って。
 
  と、言っていました。
 
  私は、ビックリなんてしないよ。それにあなたがどうしても嫌なら
  学校や先生に電話したりもしないから、安心して話してね、
  と、娘に伝えました。
 
 
 
 
  こんなように、様々な気持ちを持って、親に話さないでいる子どもが
  きっと沢山いるのだろうとおもいました。
 
 
  けれど、手遅れになるのは避けなくてらならないのですよね。
  小学3年は、低学年ならスルーするような情報もたくさん
  取り込んでゆく年ごろです。さらにまだ親の手の範囲にいる年代です。
 
  注視して観察して、過保護になりすぎない位置で、タイミングを見たいです。
 
 
 
 
 
  先日、13日に、校長より電話がありました。
 
  私たち保護者からの「指導改善要求」  に対して、学校側は
  (今後の対策案や、こちらの要望をどのように取入れるかなどを、文書で
  保護者に提示するようにと要求していたのですが)、校長によると
 
  「市の教育委員会より、文書だけでなく、保護者集会を開いて、
  保護者にきちんと対策案などを説明するようにと通達がありましたので、
  保護者集会を開きたいと思います。
  保護者集会開催のプリントを児童に持たせます。」
 
  という内容でした。
 
  私は、そのプリントを担任からではなく、校長や教頭から児童に配るように
  と、いい忘れてしまいました。
 
 
  保護者から苦情で責めこまれている担任が自ら、
  自分が原因で開かれる保護者集会開催の通知プリントを児童に配るなんて
  そこは少しの配慮があってもよいのかな、と思っていたのですが。
 
  結局、担任は自ら
  「あ、そうだ、忘れるところだったわ」という台詞とともに
  最後に児童にプリントを配ったそうです。
 
 
 

 

 

 

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  クラスの保護者の方のなかには、先生は子どもたちのために一生懸命やって
  くれているんだと思う。
  という人もいます。
 
  うちは、泣かされてないし強く責められてないから、うちはいいです。
  という人もいます。
 
  学年委員も何度かしてきて、今も学年委員だから、学校側を相手にしたくない
  という感じの人もいます。
 
  逆に、学年委員になれば、学校側や先生を観察したり、話す機会が
  ふえるのではないかと思い、学年委員になったんです。
  と、先程とは逆の人もいます。
 
 
  保護者全員が、今回のことに取り組みたいわけではありません。
  少数ですが、関わらない保護者のかたもいます。
 
  気持ちはわかります。
  私の娘も、そこまで酷くはないみたいですし、一学期は皆勤賞でした。
 
  4月に、何年ぶりかの夜尿が一度あったり、帰宅して座っていて
  突然泣き出して「つかれた」と言ったり。
  宿題を学校に忘れてきたらこの世の終わりぐらい泣き出したり
  朝出かけて、しばらくしたら、忘れ物で号泣しながら戻ってきて
  もう終わりだ、どパニックになったり。
 
  それぐらいです。
  行きたくない、は一度だけで、あとはなんとかがんばっていました。
 
  だから、このままなんとか、耐えられるかな、とも思いましたし
  親としてはそうしたい気持ちもありました。
 
 
  けれど、クラスの友達が二人、いるはずの友達が来ない状態が
  子ども達のなかでも普通になってゆくのは、どうなんだろうと思いました。
 
  怖れ     無関心     助け合わない自立心
 
 
  なにより、先生が怖くてお腹いたくて、痩せてしまった女の子の
  お母さんと偶然あって話したとき、
  「うちの子、今日も休んだんだ。お腹いたいって言うんだよね」 
  とお母さんは私に言いました。
 
 私は「そうなんだ、心配」ぐらいの反応をしました。横断歩道が青になり
  さよならしましたが、何かもっと言いたかったのだろうか?と
  なんとなくスッキリしないままでした。
 
 
  その後、もうひとりの不登校の男の子の親御さんに、おせっかいかと
  思いつつ連絡を取ったのがキッカケで、学校側との話し合いになったのですが
  女の子のお母さんは、私から担任の件で電話がきたときに
 
  「担任の件なんですが」
 
  という私の言葉を聞いてすぐに
 
  「きた、きたー!」と思ったそうです。
 
  一人では学校に電話するぐらいで、どうしてよいかわからず
  一学期5月ごろから不登校になり、二学期になってしまい、と
  電話にでて、すぐにそのお母さんは震えて泣き始めました。
 
  
 
  本件で2回目となる保護者集会(学校側主催)は、
  9月21日(水) 18時~ です。
 
  
  前の学校でも、前学年でも、同じように問題となり、保護者から苦情があり
 教育委員会にも報告されている先生です。
 
  教育委員会は、毎度の事と「また来たよ。いつものアレやってください」
  と、何か保護者対策をしてくるんでしょうか。
 
  これまでのように、丸め込まれて、結局なにもかわらず
  子どもたちが辛い思いをするんでしょうか。
 
  不安が高まります。
 
 
  こちらが要望した「スクールカウンセラー」も、「副担任かそれに準ずるもの」も
 前回の9月8日の、学校側と保護者との話し合いの最後に
  校長室で(その時、保護者は私ともう一人だけ)
  できない、ムリだ、と校長に早々言われてしまいました。
 
 
  どうにかならないかな。
 
 
  兎に角、その辺、つめてゆきたいです。
  がんばります。
 
 

 

 

 

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