青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

2015-02-28から1日間の記事一覧

うみのさかな

うみのさかなには なぜ うろこがあるの うみのさかなには なぜ せびれがあるの うみのさかなには なぜ おびれがあるの うみのさかなには なぜ くちがあるの さかなは しゃべらないのにくちがあるの えものをたべるため それとも いきをするため そうぞうして…

ことりとにんぎょ

小とりが木のえだでないている 川でにんぎょがおよいでいる 風で川と木のえだがゆれていた それを見ていた人が こんどはしゅじんこう その おはなしの小とりとにんぎょになる ・。* © りんごほのみ

えがおのようせい

あ!ようせい にこにこしているようせい みつけた おともだちが わたしのことばにきょとんとしている おともだちには みえないんだ でも ずっと目をそらせてもえがおだ もしかして ようせいじゃないのかもしれない でも ようせいだ ともだちにみえてないけど…

森 瑤子

私の好きな作家 20年以上前にこの世を去った 森 瑤子 20代の私も今は40半ば いくつか持っているがまた少し、彼女の作品を古書店で集めている あの頃は想像するだけの 彼女の作品から立ち上る叫びや軋み または独特のユニークを 想像ではなく受け止めら…

感 触

そこに 見ようと思わなければ見えないような 一色を見るとき わたしは なんとも言いがたいよな 香りと甘みをともなう 貴重な感触を得るのだ それは なぜか 歯触りと表現できるかもしれないが 決して噛んではいないのが 貴重であるところだ ・。*