青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

 ローズ ヒップ

 

ストーブの匂い 珈琲いれたての匂い

 

どうしたって 5分進んでしまう 掛け時計を見上げ 5分引く

 

木製の 経年飴色のドアを押して 勢いよく

毛糸で着込んだ体を まだ透明な青紫の中へすべらせると

辛い(カライ)んだろ  という予想に反し

冷たく甘い息

 

・。*

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