青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

 季節の精霊

 

 そうよ

 

何かを急いでいるようだったのよ あのかた

 

はやく

はやく

と 冷たい 光をたくさん混ぜ込んだ

甘くて薄青の粒を

そこいらじゅうの風に撒いてまわってたのよ

 

生き物たち

緑や花もふくめてね

みんな だからざわめいているの

 

・。*

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