青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

約束が隠れる庭 (時間の後ろ)

 

 

   約束のとおり

   混ぜ込まれた (甘味が凝縮した乾燥果物の破片)のために

   苦味がより際立つ  香り高いチョコレートが 溶けて喉を流れるとき

   幻想にともなう影の 稀なる美が

   それもまた妖精が司る「見えざる庭」より立ち上っていることを 伝えます

 

   隠された( 約束の Heart )を 見つけましたか 

  

   光 から発生した 輝く蝶も

   そして小鳥もおりますが

   白く長く伸びる道標の矢印の  延長線に座る長耳の白い兎に聞いてください

   ( 約束の Heart )はサインです

    

     あなたを知っています

     あなたを見ています

    ええ こちらこそ

   

   隠されたサイン を見つけたときの喜びのエネルギーが

   光の粒を不規則に纏った  幾らかの白糸のような風の筋によって

   「見えざる庭」に伝わるとき

   すでに次なる 偶然を装った再会の準備がはじまります

   影がなくては見えない 光のサインの

 

 ・。*

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