青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

戸棚で寝ている乾燥花の夢

 

 

   なんのことはない などという時はない

  どのような時にもまるで 弦楽器 奏でる曲線の美が流れている

   髪を耳にかけるときのように流れ

  花びらが舞い上がり喜ぶ時のように廻り

   意思を持ったかのような蔓が深夜に月を見上げ 

    風の流線をあらわにする 光の粒を教えるのだ

 

 ・。*

 

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