青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

もう一度 見れないでいる


映画 「めぐりあう時間たち」 (02 米/日本公開0305) - YouTube

  映画『めぐりあう時間たち

 

https://movies.yahoo.co.jp/movie/240843/review/1026/

      レビュー書きました↑他の方のレビューも見れます

 

 

    公開当時、映画館で見たが
  今でも、忘れられないでいるのです。
  私は一体、ダレのために泣いたのか。

  映画が始まって5分後には、泣いていました。
  涙は止まることなく、溢れ続け、押さえても 嗚咽がもれ、
  最後まで、頬がぬれたままで
  映画館を出るころには、一晩泣き明かしたかのように
  目が腫れてしまって、こそこそと隠れるように映画館を後にしました。

 

    なにが、こんな風にさせたのかと
  ずっとずっと、この映画を忘れられずにいます。
  もう一度、見れば、わかるかも知れない、と思うが、

  また同じようになるのではないかと、恐ろしくて見れないでいるのです。

 

    でも、ふと、

  私は、精神を病んだ母の(※)、または

「お父さん みたいな人と結婚しなさい。お父さんは私には冷たいけど、

  あなた達こどもには優しいから」

  と微笑んだ 母の人生のために泣いたのかもしれない、

 「私の辛さなんか あんた達にはわからない!」

 「今まで あんた達のために、どれだけ苦労して我慢してきたか!」

  と、ずっと道を外れることなく真っ直ぐに生きてきた我が子達に

叫ばなくてはならなかった母の人生のために

  泣いたのかも知れない、

  私は、幾らかのゲイの友人のために泣いたのかも知れない
  私は、その時には「いつか訪れるかもしれないもの」だった私の今の

  この暮らしのために泣いたのかも知れない。
  若い私に微笑みながら言った  母の言葉の通りの この暮らしのために。
  と、最近思ったのです

 

 

    相変わらず謎ではあるのですが

  あらためて もう一度は、勇気がなくて見れないので
  私が映画の本当の意味や、ストーリーの、本質を理解してない可能性は大ですね。

  ただただ、驚くほど涙があふれ
  止まらなかったのです。
  理由は、わかりません。
  レビューは、だから、推測ですが。

 

  興味があるかたは、ぜひ、ご覧になってみてください

 

  
The Hours - YouTube

 

 

 

゜.*

(※) 統合失調症

詩が好きな理由 ー「突き当たりの部屋」

    f:id:kemikotta:20190609182030j:image

 

  谷川俊太郎さんの 「突き当たりの部屋」という詩を
気にしています。

 

 

 「突き当たりの部屋」

  

  古ぼけた共同住宅

  きしむ階段を上がっていくと

  突き当たりの部屋から

  ピアノの音が聞こえてきた

  モーツアルトの初期のソナタ

  ドアが半開きになっている

  音に誘われてノックせずに入った

  どっしりした木製のラジオ

  白い杖    揺り椅子に座った老人

  巣のように丸めた手のひらに

  見慣れない卵がひとつ

  膝をかかえて床に座って

  一緒にモーツアルトを聴いた

  

  開け放たれた窓からの微風が

  カーテンを揺らしている

  世界はこれからどうなるだろう


         f:id:kemikotta:20190609190749j:image

 

 

  これは、「ミライノコドモ」という詩集の、最後から2番目の詩です。

  この詩集の最後の詩は「ミライノコドモ」になっています。

すべてで  27の詩が並んでいます

 

  ・庭

  ・時

  ・ルネ

  ・よそ者

  ・海辺の町

  ・挽歌

  ・冥土の竹藪

  ・〈終わり〉のある詩

  ・二頁二行目から

  ・時の名前

  ・落下

  ・夢と家屋

  ・無関係について

  ・その日

  ・DIRGE

  ・キャベツの疲労

  ・記念撮影

  ・駄々

  ・森の言葉

  ・無名の娘

  ・旅の朝

  ・極めて主観的な香港の朝

  ・雲の懐かしさ

  ・ガヤの村でゴータマに

  ・河原の小石

  ・突き当たりの部屋

  ・ミライノコドモ

 

  最初の「庭」という詩は ー

     

      庭の下に

      不発弾が埋まっているのを

      幼い女の子は知るよしもない

      それが青空から落ちてきたのは遠い昔

      落とした敵はもうこの世にいない

      関東ローム層に埋もれた爆弾は

      木の実にのようには芽吹かない

 

    ...から始まります。

 

  土の匂い、小鳥の鳴く声、草の緑、春の生命の風、読み終えた秋の書籍

  チェンバロの音、ミライを夢見る子ども、いつかの思い出、

  ザッと音をたてる夕立

 

  一番目の詩がつたえたものは、何でしょう

 

 

  谷川俊太郎というひとに、ため息がでるし感動する

  ひとつの詩に、風景や色、匂い、音を織り込んでいて、ハッキリそうだと描いていないのに

  音がして、色が見えて、匂う、風がきて、時間が移ってゆくのですよ

  

  

 

  2013年の詩集ですから、少し前のものですが

  私が知らずにいたのです。

  偶然なにかで知れて、ほんとうに良かった。

 

  良かった


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゜.・*

 

WILD FLOWER


遠藤響子/ワイルドフラワー [MV] - YouTube

 

遠藤響子さんの歌う、

あるドラマの挿入歌「If you ask me」と

この「WILD FLOWER ワイルドフラワー」 

ほんとうに好きで、何時聴いても心が、胸の奥が、揺れるのです。

 

  * ゜ .・☆   *゜.・☆  

 

以前に、NHKで『アシガール』というドラマを見ていたのです。

明るく、走るのが得意な女子高生ユイが

ひょんなことで、発明家の弟が作ったタイムマシーンで戦国時代にタイムワープしてしまい

そこで出逢った あるお城の若君に恋をするのです。

 

すこしでも若君に近づきたいユイは、苦労の末、なんとか足軽として若君の出陣についていくのです。

 

同じタイトルの少女漫画が原作で、ドラマ化され、さらに

DVDレンタルで見られます。

 

 


Astrud Gilberto The Shadow of Your Smile - YouTube

もうひとつは

Astrud Gilberto / “The Shadow of Your Smile" 

エリザベス・テイラー主演の映画

『いそしぎ』の曲なのですが

 

私がこの曲を知ったのは、まだ小学生の頃だったかと思います。

家に、テーブルの足のような足をしたステレオがあり

レコードがたくさんありました、黒いのや、赤くて半透明のビニールみたいなのや。

 

母が音楽や歌が好きで、ギターを弾くのですが 

レコードも母のものだったと思います。

映画音楽のレコードが多くあり、「イパネマの娘」や「鉄道員」「第三の男」

MGMゴールデンヒッツ というタイトルのLP版もありました。

その中の「イパネマの娘」は小学生の私の心を掴みました。

 

問題は今回の「いそしぎ」の曲ですが

これは実は私は度々口ずさんできたのですが、何の曲なのかわからないまま、

ただ頭に浮かぶので口ずさんできたのです。

20年近く、そんな風にしてきました。

 

30歳を越えたころ、私はようやく、この不思議な曲を調べることにしたのです。

インターネットで( ´,_ゝ`)

そして、実は小学生のころに、家で聞いたレコードの中にあったことが

判明したのでした。

映画の内容は知りませんでしたが、知らなくて良かったです☆゜

 

 

ボサノバは初夏から夏の終わりまで

ジャズは 1年中

わたしの場合

 

・☆.゜*

 

『時のないホテル』

 

  松任谷由実さんの『時のないホテル』という曲を

田島貴男さんがカバーで歌われていたのが

もう ほんとうに格好よくて

何度も聴いています(見ていますcoversの録画📺)

ここに貼れないので、仕方がないので(いや悔しいですよ)

仕方がないので......

 

  田島貴男さんがカバーして歌ってるのを見つけて聴いたらやはり、

田島さん、どれもこれも格好よくなる、しびれる。

ということで

元々は大橋純子さんが歌われていたのかな

「たそがれ マイ・ラブ」を

「時のないホテル」の代わりに貼ります。

 


たそがれマイ・ラブ 田島貴男 Tajima Takao - YouTube

 

  田島貴男さんは、私が24歳のあたりに、ORIGINAL LOVE「接吻」で

大ヒットして、私もとっても 好きでした。

 

  その当時、私は新宿歌舞伎町の、コマ劇場に近いあたりにあった

ロッテリアの道はさんで向かいのAVファクトリーというビデオショップで

働いていました。

夏で、暑くて、町はくさくて、「おネエちゃんはどれに出てるの」などと

客のおじいさんに聞かれたりしながら、耳に入ってくるORIGINAL LOVE

「接吻」にあわせて、鼻唄を歌ったりしていたものです。

 

田島貴男さんは、今も相変わらずカッコいい。

 

 

 

  また、松任谷由実さんの「時のないホテル」はほんとうにお洒落。

使われている単語が、今の時代に すぐにはピンとこないかもしれない

「広場」や「東側」などのようなものもあり、それがまた

何とも云えず  いい。

 

 

これを田島貴男さんが歌うと、格好よすぎて倒れますよ。

  もし、聴けるなら見ることができるなら、ぜひぜひぜひ......

 

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#松任谷由実は天才

 

 

 

足下は夢


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あぁ

土だったら良かったのに

 

ふかふかした土だったら良かったな

 

あれから40年経っても、まだ思ってる

 

地球も空気も植物も鳥も動物も土も水も石も

高尚なものだから

だからなれない

だから私は人間なんだな

 

 

あぁくるしいくるしい

 

 

 

.゜*