青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

僕らの、「罪と/秘密」の金属でできた本


      f:id:kemikotta:20180219081502j:image

長野の、精霊の森の草花造形作家であり 詩人の

小島きみ子さんです。

待望の 新詩集です☆゚

 

美しく、厚みと奥行きの深い 小島きみ子さんの次元に

私がこの詩集で「見たもの」「観たもの」「視たもの」。

 

過去の歴史の川、鳥、風景、影と光、匂い。

月の明かり、植物の青、口元から流れて創造の痛みを包む人々の言葉。そして 

  “ 予兆 ” 

 

過去と 先の世を、幾度もめぐり

めぐり、それが微かな螺旋となっており、時代が重なってゆく世界。

小島さんの独特の世界は、ひじょうに美しく柔らかに見えるのに、感傷的ではなく

詩に広がる奥行きの世界は、感情(痛み)をともない香り立つのに

風景も風も、生暖かくはないのです。

 

この新詩集、小島きみ子さんの次元を堪能出来ました。

特に、ひとつ と 言うのなら、

個人的に、タイトルもそうですが、最初の三行ですでに心とらえられた

2.  (浦町神話)

です。

たいへん魅了されました。

 

日を変えて、何度も読み返しました。

それでも、やはり毎回、魅了されるのでした。

 


      f:id:kemikotta:20180219092626j:image

 

 

充実した作品のなかでも

3. (生きている、そのようにやさしく、ことを終え)

も、好きです。

色彩と言葉と、言葉と風景が、つぎつぎに心地よく、しかし丁寧で

それは加速するのです。

 

11.(Hard・Bの鉛筆で描かれたスケッチ)

とにかく、独特で美しくて好きです。

  

 
  f:id:kemikotta:20180219092655j:image


      f:id:kemikotta:20180219092801j:image

 

表紙画と扉絵は、詩人の小笠原鳥類さん。

それから、京谷裕彰さんから

「潜在意識、あるいは創造性の源へ」という文章の掲載があります。

 

 小島きみ子さんの、新しい詩集を、また手にすることができて嬉しいです☆゚

 

 

 

 

※ こちらの詩集をお求めの場合は、2月末までに小島きみ子さんまで。

私家版のため数量に限りがあるようですので、お早めにお願いします。

小島さんが年に3回発行されている  詩誌 Eumenides (エウメニデス) に関するお問い合わせについても、小島さんまでお願いいたします。

 

小島きみ子さんのTwitter :@kimiko_kojima_B  (ダイレクトメールでお願いします)

e-mail :eumenides1551@gmail.com

小島きみ子詩集『僕らの、「罪と/秘密」の金属でできた本』(私家版)送料とも1200円。

 

 

          f:id:kemikotta:20180219092915j:image

 

      f:id:kemikotta:20180219094834j:image

 

・。゜☆  

 

 

 

新たな意識で 2018


      f:id:kemikotta:20180101162439j:image

 

    2018年です☆゜

 

    娘っこは、もうじき10歳になります。

  わたしは、48歳になりました。

  不思議です。

  48歳になった わたしの中身は、38歳の頃の私とちっとも変わりません。

  33歳のころの私とも、28歳のころの私とも

  かわりません。

(中のひとは かわらないままだ)

 

    23歳のあの暗い青色のときの私とも

  かわらず、のままです。

 

    まだ父母が健在だからでしょうか

  だからまだ、変わらないんでしょうか。

 

    体にはっきりと老いを突きつけられていないから、まだ変わらないんでしょうか。

 

    このままだと、

  中身は永遠に変わらないでいることになる。

 

    このままだと、

  年をとるとは

  「なんだかやたらと遠くへ来てしまったなぁ」

  と、そういう感じなものになるということに。

 

    わたしの中身は、迷える子ども、のままで

  決断して決断を取り消す子どものままで

  決断らしい決断をせずに勢い走りだし悔やむ子どものままで

  何かまだ、未来に希望と時間があると、わざわざ考えないがそう認めている子どものまま

 

なのです。

 

    わたしの時間はもしかしたら、明日おわるかもしれないので

  悔い のこさぬよう

  暮らすのだぞ、と、意識するように、と

  2018年を  はじめました。

 

    やろう   やろう  描こう  

    とにかく、やろう

 

 

  
      f:id:kemikotta:20180102003423j:image

   自撮り  

  #happybirthday

  #誕生日  #48yearsold



 

      
        f:id:kemikotta:20171209025231j:image

 

庭にあるいつもの水溜まりが

空想の異世界の鍵盤楽器

という朝

 

最初の指先とは別の指先で
またその指先とは別の指先でとんとんと
優しくやさしく触れてゆくと
蒼白い小さな音をたてて
楽器は 一瞬で薄い膜になった

 

息が白く 空は青白く

空気はオブラートの氷のようだが
思考の隅に微かな異音

 

とまどいは気のせいだと
白く 青白く 境界なく広がっている
極細粒のつめたい空気を鼻から吸い込み
異音を凍らせ固めて
液体にして うんと呑み込んだ

 

氷はいつまでも青白く
息はいつまでも白く だれのものも純粋でありますように

 

『 息 』

 

 

°・*.゜

 

 

兆し


    f:id:kemikotta:20171116090059j:image

 

 

あれから 季節がひとつかわる頃だが
わたしはまだ 神様のはなしをしている

 

季節がかわる笛のことを
知っているだろうか

 

毎年 あそこの空を南に向かってゆく
氷河色の御三方のことは
知っているだろうか

 

今年はまだ
この辺りに到着していないが
そのときには
気高い風に あなたも気づくのでしょう

 

 

゜.*

純粋な祈り


    f:id:kemikotta:20171116085437j:image

 

 

神は いない
と考えるとき

 

神は いないのだ
とおもう時 わたしは

 

もしも神がいるのであれば
もしも いるのであれば

どうぞ神よ

神よ どうぞ あなたが健やかで
しあわせでありますように

 

と 祈るのです

 

 

      f:id:kemikotta:20171116085516j:image

 

 

ただただ 恩恵を受けるための願いを

むける相手がいないのだと

ほんとうはいないのだと

 

そう感じた瞬間に
この内側から溢れてでたのは
いないはずの相手への

 

もしもいるのであれば
ただただ どこかで健やかで
おってください
という

願い

 

それだけに

 

 

゜.*