青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

2015-01-01から1年間の記事一覧

叶えられた願い

たしかに空は 切り取られてる 空の断面は それはたしかにあるのだろうね 枯れ葉になるまえに 青い空とひとつになりたい とねがったから 土に ちいさな空の世界が 青い枯れ葉になりたい わたしも ・。*

そこ

あなたが 爪を噛むのをやめないから わたしはいつまでもここにいる ようこそ ・。*

かくされた森

「ずっと、子どものころから、子どもはすきじゃなかったし にがてだったし、おとなもすきじゃなかったし わたしもすきじゃなかったし このせかいも すきじゃなかったし どうしようもない 」 森のなかに夜があるのか それとも夜のなかに (どんなに生まれかわ…

UFOの見える・・・

知ってから、1年は経ったでしょうか とうとう とうとう ようやく emaさんのBAGを手に入れましたぁー・。*☆ ema. ONLINE SHOP (utsumiema) http://ema.shop-pro.jp/ 私が購入したのは 「UFOが見える本屋さん」です☆ がんばりました…

秋というのは

8月29日の『Songs』(NHK)は 「井上陽水」でした。 このとき最初から番組をみたわけではなくて、途中で気づき 見始めたら「シルエットロマンス」。 若い頃から知っていた曲でしたが、はじめてちゃんと聴いた という感じがして (内容が私と同じ形・…

なしやリンゴをたべるとシャプリと音がなる ぶどうはチュルリン バナナはぱく さく とまとは シャプ シャプリ きゅうりは ガリリ モモはガブリ ジャブリ のみものをのんだときは ごくごく ごくり 口の中でいろんな音がして まるで わたしの耳はスピーカーだ …

つめたい足先

膝を かかえる おめでとう と言う ゴメンね と言う おめでとう と言う 膝をかかえていた腕をほどいて 足先をさする つめたいから 足先を握る ありがとう と言う 握っている手をひらくと足先に つめたい風が入ってくる ・。* ・。*

永 遠

砂糖菓子のように脆くこわれやすく にもかかわらず 氷砂糖のように 眼の端を つめたく光らせ 見えない線で突き放す あの娘だけの話ではなく どんなに幼くとも女性というのは ・。*

恋をしている

の でしょうか? ドラマ 「シークレットガーデン」よりThe man 同じ曲を、2バージョン シークレットガーデンmv 「That man」 Hyun Bin - YouTube シークレットガーデンOST_クヨジャ_日本語字幕付き.mp3 - YouTube Joe Cocker - You are so beautiful (subt…

私であるもの

あらゆるものが自分だ と思う それは 音も聴こえないような小さな水滴 地面に揺れる枯れ草の塊 片付けられずに横たわるシャベル 道端で出くわす虫 炎とともに溶けて消えた蝋燭 けれど 風よりもさらに 私だ と思うものはないようです ・。* ゚・*

救う道

救う夜の道は 乾いて 洞窟の向こう側の明かりは 向こう側ではなく ここ に今 存在して 洞窟の夜に響く精霊の声を さらに明らかに聴き受けようと振り返れば こちらを見ているじぶんと鼻先で向かい合う 正面に立つ 微かに青みを帯びたその じぶんの中を通り抜…

約束をしていただろうか

子どもの頃に ずっと、何年も見続けた夢があるのです それはほんとうに、まったく変わらない内容で 何年も見続けていました 地球の上空から 日本列島が見えています まるで衛星写真のように 唐突に 目線のぬしである私に向かって ボーリングの球のような真っ…

飛べなかった自分にイマ泣く

にぎやかな食卓 清?進一詩集作者: 清?進一出版社/メーカー: 竹林館発売日: 2015/07/01メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 今回のタイトル「飛べなかった自分にイマ泣く」と どういう意味で繋がるかはわからないけど 詩人 清…

3冊を読む

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)作者: 千住博出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/05/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (39件) を見る 生きにくい子どもたち―カウンセリング日誌から (岩波現代文庫)作者: 岩宮…

青いタンポポ

どうしたんだどうしたんだ 心をいそいで冷たくしておかないと せつなくて ちぎれてしまいそうで ただ抱きしめていたい思いなど いそいで凍らせて砕いて永遠に 葬ってしまわないと ・。* 抱きしめていたいのは青く もう 消えてしまいそうに (不自然に明るいタ…

線の縁

娘はランドセルのまま 長い長い線を引く 真っすぐな道に白い石で 自転車のお爺さんは 微笑みながら行き過ぎる 別の人生の今に 瞬間の微笑みの縁を見る 雨上がりに線は流れ お婆さんが真っすぐ歩く お婆さんの歩く跡に残る 半身の潰れた毛虫 白詰草を捧げる娘…

Release

鳥が見える頃 ライムの日差しの日 ようやく鳥が見えるようになったと ソーダ水のそそがれたグラスの内がわに 弾けるためにのぼる泡の 一つひとつに鳥を見る のぼって弾けて 鳥が 鳥が鳥が鳥が 羽ばたく ・。* ・。*

好みの傾向(4曲 )

今から、26年前の私が19歳のころ。 新宿駅南口、甲州街道を渋谷方面に少し向かい 代々木方面に入ったあたりのビルの地下1階。 昼間はJazz喫茶、夜はJazzBarをしている店があり そこで夕方から終電前まで、バイトをしていました。 そのころ…

赤とともに

この時期に完成させるものはどれも 夕立や 嵐や稲妻や雨上がりの湿度や 強風で揺さぶられる草木や 極端な高速度で流れてゆく雲や 突然の雹や虹や冷たい風のようになっていて とても 穏やかな光やあたたかい愛や芳香には ほど遠い 私の内側の 白紙が目立つ書…

薔薇の見かた

薔薇の花びらの縁 奥行きとの境 その奥行きにつながる 曲線 Edge of the petal of the rose. Boundary with the depth. The curve. ・。* ・。*

『 いそしぎ 』

私がまだ小学生のころ(1970年代) 私の家にはレコードが沢山ありました。足つきの木製のステレオも ありました。 レコードはLP盤も、赤い半透明のビニール盤もありました。 ほとんどが映画音楽で、少しがブルースなどでした。 レコードが高くてあまり頻繁…

神はいない

神はいない と想うとき 湧き出でるのは いない神への 神よ あなたがどうか幸せでありますように という ただ その祈りだけでした 神はいない と想うときの神への祈りほど 純粋な神への思いはないようで 当然のことでありますが ・。* ※シモーヌ・ヴェーユの…

しあわせの午後

そうやのぉ そうやのし 風が言葉を返してくれた午後の 湿りはじめた土を含む匂いが 小学生の 熊野のわたしへ繋いでくれた ただそのときそのときを とにかく過ごすことで 何かに あきらめていたわたしへ いなくなった 大好きな人々そうでない人々 熊野で生き…

雲中にあらわれたるは

おわかり いただけましたでしょう 雲中にあらわれたるは 『忍法使いのさすらいの白猫と あやかしの浄霊をする坊主』の図 まるで敵対するような構図であるが、実のところはこの坊主 忍法使い白猫がまとう、人間界における仮の姿。 さてさて ・。+ 忍法使いの…

その青とは祈りだろうか

ここからもうすこし この草はらをくだっていったあたりにある 葦の群生の水場で 深い青の光の反射を見たのです ちかくに寄ってもなにも探せはしなかったというのに それはやはり 深い青で光を反射しているのです 葦の群生する水場で ・。* かなしみや喜びや…

夢の小瓶

薔薇の 輝く色のときを終えたら ますます妖精たちの光が盛んになり 周りは 豊富な 満ちるエネルギーが行き来するように そのときに こっそり薔薇の 傍により 小さな小瓶に 光のちりばめられた気体をすくい入れ 妖精の次元の秘密の夢を見る ・。* ・。* Copy…

GreenMan

わたしがだいじにしているものすべてを 両手でかき集めて 両腕でかこんだところの 光景は それは GreenManと呼ぶしかないぐらいだった わたしが足をくじいた春の日に あの無花果の葉の繁る 門のところまで 一歩分すこしだけ後ろで並走してくれた GreenMan と…

風 ノ 記憶

存在しない庭で 走り踊る夢をみる 存在しない庭を 走り踊るわたしの輝く横顔を 存在しない私が 風のふりをして見つめる 存在しない庭の 存在しない思い出と 存在するはずのない懐かしい記憶が 風である私を強く押し上げる ・。* ・。* Copyright © 2015 Mi…

生命のつながりは繋がっているか

なにもすべての虫を救うなんて おもってないのです 無視できないような虫たちの出現 を ただ 見過ごさないというだけなのです 個人的な出会いなのです 自然に手をだすな、とか、生態系を、というコトバは 通用しませんよ、もう ・。* あなたが殺虫剤で ただ…

毛虫の使命

今日も毛虫を一匹すくいました 私の真正面から その毛虫はものすごく一生懸命あるいてきて このまま歩きつづけても灰色のままですよ と声をかけて 毛虫を手にのせて近くの草むらに放し ツンツンと背中を軽くさすると草深くにもぐって行きました ・。* .・。…