青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

2017-01-01から1年間の記事一覧

庭にあるいつもの水溜まりが 空想の異世界の鍵盤楽器 という朝 最初の指先とは別の指先でまたその指先とは別の指先でとんとんと優しくやさしく触れてゆくと蒼白い小さな音をたてて楽器は 一瞬で薄い膜になった 息が白く 空は青白く 空気はオブラートの氷のよ…

兆し

あれから 季節がひとつかわる頃だがわたしはまだ 神様のはなしをしている 季節がかわる笛のことを知っているだろうか 毎年 あそこの空を南に向かってゆく氷河色の御三方のことは知っているだろうか 今年はまだこの辺りに到着していないがそのときには気高い…

純粋な祈り

神は いないと考えるとき 神は いないのだとおもう時 わたしは もしも神がいるのであればもしも いるのであれば どうぞ神よ 神よ どうぞ あなたが健やかでしあわせでありますように と 祈るのです ただただ 恩恵を受けるための願いを むける相手がいないのだ…

鷹山賞児童作品展 授賞式☆゜

鷹山賞児童作品展 の 授賞式に行きました。 娘9歳は 七戸町長賞で、七戸町長さんから授与されました。 わたしも、普段まったく履かないパンプス(足がむくんでキツい)で、 足の指先や骨が死にそうになりました(*´ω`*) 審査の講評も、展示した絵の下に置い…

入賞しました ー 娘9歳の絵

娘9歳が、今年の夏休みに描いて提出した、夏休みの図画作品。 県内の図画公募(鷹山賞児童作品展 /七戸町立 鷹山宇一記念美術館 公募)に応募していたのだが その絵が、七戸町長賞に入賞した✨ 授賞式(11月11日(土))では、二番目に呼ばれる予定なようだ。…

潜む色の重要性

本質をみること奥行きをみること 底に沈み 潜み ときおりその存在を伝えるように ごくごく僅かに 色を光に反応させているものを 見えない色をみること 『含まれる 色 について』 主語は ものの姿 景色 風景 潜む色を見いだし浮かびあがらせたとき 奥行き 影…

そうでなければ

力とは 何だろうか 人の持つ 力とは何だろうか ちからは 私たちを救うのかまっすぐに見る 私たちの頬を張るのか 力を得て変わるものがあるとき その力が愛とは無関係であったなら 一体 力とは何なのだろうか 優しさと無関係であったなら 一体 力とは何だろう…

底の話し

抑圧されつづける仮面たちはそれは実は仮面ではなく 真実の顔面だと言うが いつの間にか真実の顔面は仮面に乗っ取られ深く抑圧されさらにそれにさえ気づかない 真実の顔面の思考も声も 深い抑圧された底にあってはもうどこにも救いあげられない いま気づかな…

解放

思ったことの半分も言えんようではあかんで と 言われた18のとき 我が娘の旅立ちに言ったその言葉を 同じ誰かの大切な娘である じぶんの妻に どうして当てはめてあげなかったのだろうか と 私の内側がザワザワしていた それは、思ったことの半分以上を言える…

秋の青

Autumn's blue 影が、時に青い色を含んでいることに気づいた日 のばした手の、甲や指がいつも美しくなめらかだったのはいつの頃の記憶だろうか 多くの経験と、または何もせずに座り続けたさらに多くの時間 人生 人生の表れた手の甲が、美しく尊いというのは…

優しい溜息

優しい ため息 Gentle sigh 夜の呟く声が すすり泣きのようで 雨音のようで母の小言のようで風をきって走ったあの日の 風の足音のようでデッサンする鉛筆の音のようで痒くて痒くて仕方なくて腕に傷をつける爪のようで 気づいたら 新聞の一枚をめくる音のよう…

ある小学校の学級崩壊⑦「パワハラ担任の件 <結果ご報告>」ー担任が原因で不登校3名、行き渋り多発、抗うつ剤処方、摂食障害

ご無沙汰しておりました m(_ _)m 昨年度の、私の娘のクラスのパワハラ担任の件では、皆様にご意見やアドバイスをいただきました。 遅くなりましたが、心より深く感謝をいたします。 ありがとうございました。 結局、担任は、どんなに分かりやすく又はハッキ…