青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

2015-02-18から1日間の記事一覧

Calling

Lemon色 の月の光りの森からの便りは あなたの内に届きましたでしょうか あなたの内側の世界の真ん中で その真っ白な中に浮かび 微かな飛沫とともに 淡く仄かな月の森の香りを残しながら あなたの真ん中に染み込むのを待ちましょう **

秘密ですけど

夢です 長閑で影のない 淡く明るい色調の 暖かささえ肌に感じる世界です しかし見たことはないはずですよ ここは そう あそこだ もちろん知っている場所だ と感じるでしょうこの淡い世界のなかにおいてはね 知っている と 想うでしょう目を覚ますまでは あな…

言(コトヅテ)伝

青の夢 見果てぬ **

青くなければ知らせは降らない

わたしが居た その場所にすでにもたらされ存在していた言葉だろうか 言葉だろうか歌だろうか詩だろうか Hummingだろうか その場所はすでに 時間とともに過ぎ去っている新たな今 私はその時の “今” と一体となり この過ぎた風景の中に言葉を読む はたしてあの…

幻 光

暴風雪の夜の 息もできなくなるほどの雪と風と圧とに 国道沿いの歩道にて遭難するのかと目眩 足を取られ目をあげると 何者かの存在に はたと今にかえる タノシモウ コレヲ タノシモウ もう現世で「遭難」はしないと声 暴風雪の夜の存在 **

ワンダーランド

これよりご紹介いたしますのは 隣り組でうわさの 猫顔の巻貝と 道端で巻貝とはたと出会ってしまい どうにもよけられずにいるショコラ色の毛並みの針ねずみ 白いターバン(いえ巻貝)を頭に載せた二面性の御婦人 喜びにはずむ大型犬と散歩する少女の影 仮面舞…