青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

才能はどこに ーアートな家族





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以前に、 娘8歳が描いた「おしごとシリーズ」から
2点を選んで、みました。

1点目のは、「お花屋さん」

UTme! には『Florist style』とタイトルつけて出品中♪







絵の完成度はまだまだで、特に人物はやっぱり骨格や
バランスがこれからの課題ですが、色づけや
小物などの描きこみは
8歳にしてはなかなかかな。と。

物(植物や昆虫なども)は、じっくり観察することを
習慣にしていると、画力がついてきますが、動物や人間などは、骨格や筋肉、多様な動きがあるため
なかなか難しいと思います。

けれど、最近は、首~肩から腕のつきかたなどがかなり
よく描けてきてたり、上からや斜めからの目線での描写も
できているなぁと、感じています。

からだのバランス、腕の長さ、膝の折れる方向など、かなり
時間をかけてアドバイスしてきましたが、やっぱり、
自分で観察し、目でみたものを、紙面に描き写すことが
可能になる年齢になることも、重要で。
ある年齢あたりになると、表現できるようになったりして。

それも、毎日の積み重ねの延長にある成長なので
日々、絵に取り組んでいる場合においてだとは思いますが。

どんな分野でも、同じような経過があるだろうとおもいます(´∇`)



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親目線ではあるけど、色合いや、小物描き込みが
すごく好きな絵で、見ているとハッピーな気持ちになるので
出品してみました。
そのうち、トートバッグ買おうかと思ってます(笑)





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個人的に好き⬆
女の子の周りの オーラめいたものがざんねんだけど
小物が良く描けてる☆




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この絵は、仲良くしているTwitterのフォロワーさんが、
すごく気に入っているからこの絵のTシャツがほしい
と言ってくれたので、作ってみました☆




ただ、現在の娘は、もうこの少女漫画的な絵は自分の中で
「ちがう」
らしく


今の彼女の中での「これ!」は


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なんだとか( ´,_ゝ`)       完全なギャグ方向です



がんばる親子
(うちは、夫の父が画家、私の祖父が画家、夫の兄が劇団役者+声優、私の弟が美大油絵➡アーティスト、妹も美大、私はデザイン系専門学校で、私が一番ペーペー)




次回は、娘の 漫画制作についてです!(親離れ難しそう)




⬇これは私が......


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小学生は 甘い方が良い




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先日出品した  New デザイン
『ことりと少女』モノクロversion を
娘が希望...   といっても、

わたし「ねえ!このTシャツ、注文してあげるよ♪」  
娘8歳「えー、   うんー、」
わたし「色つきのと、色ついてない白黒があるけど、どっちにする?フフフ♪」
娘8歳「えー、       じゃあ白黒」
わたし「色つきのが、かわいいんじゃない?」
娘8歳「白黒でいいよ」
わたし「ほんとに?白黒でいいのぉ?」
娘8歳「いい。 白黒でいいの!」

という、あきらかに、欲してない感じの人にお勧めする構図。


そして、実物がやってきて、Tシャツをバッ!と広げたら

あら。思っていたよりシンプル。甘さひかえめ。
8歳にはやはり、甘さたっぷりな色つきが良かったかな、と思い
「やっぱり、色つきのほうが良かったんじゃない?」と言ったら
娘も  「うん(*´ω`*) 色つきが良かったかも」と認める。

また今度、色つきも注文することに。



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新作☆
『もにもにねこ』ブルーカラーversion



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(ФωФ)/


*.゜

シュティフターの世界





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  先日、髪を切りに街に行ったかえりに
  久しぶりに図書館に寄りました。
  すごく、かなり、久しぶりです。

  何かしっかりとした目的があったわけではなく
  読みたいなと思っていた本を探してみること に。

       
        アーダルベルト・シュティフター

  チェコ領、南ボヘミアの小都オーバープラーンで生まれた。
  ボヘミア大森林の中の、プレッケンシュタイン湖の近くで
  モルダウ河谷の森や丘にかこまれ、遠くアルプスの山波が
  薄霞のように見える場所であった

        「ブリギッタ・森の泉」
                   訳者あとがき(宇多五郎)より



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  シュティフターの作品は、かなり日本語に翻訳されている
  とのことです。
  ここまで多くシュティフターを翻訳している国は日本だけとか。
  
  わたしは、「ブリギッタ・森の泉」は持っていますが
  「石さまざま」という、幾つかの石それぞれについて書かれた作品がまとめられたものが読みたくて。
  図書館で探したら、書庫にありました(*´∀`)

  古いです。
  裏表紙が本体から剥がれかけていて、今にも   分解されそうです。

  世界の文学14(中央公論社)1965年
  まだ私が生まれていません。

  価格は、390円。となっています。

  懐かしの図書貸出しカードが、裏表紙の内側に貼り付けてある紙でできた平たいポケットに入っています。
  懐かしくて、これ好きです。

  えー、カードには、昭和40年(本書発行年)の判子が5個ならび、
  次が、昭和41年が1個、
  次が、昭和43年が1個、
  次が、昭和43年が1個、
  次が最後で、誰も借りないまま いきなり
              昭和58年  (;´_ゝ`)1個。


  息を飲むような、起伏のある作風ではなく
  また~り と、日々の暮らしと自然の移り変わりが描かれているような作風なので、大いに受けいれられる
  というわけには、いかなかったのかな。


  わたしは、この、また~り(ノ´∀`*)とした自然の描写がとても、イメージの広がりやインスピレーションを動かしてくれるので、好きです。
  色彩の表現が特に良いなぁと思うのです。



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  「水晶」という話を、読むところです。


「・・・
  草地のはずれに近くなると、谷川があって、それに高い板橋がかかっている。
  子供たち二人は、橋をわたりはじめ、その高みから下を見おろした。
  谷川にはほとんど水がなく、ただ、まっ青なひとすじの糸が、
  ひでりつづきのために白々としている川原を縫って走っている。
  このように水が少ないことと、その澄んだ色とは、高い山奥ではもう
  寒気が支配していることを語っている。
  寒気が地を締めつけるために、泥が水を濁すことがないのである。
  また水が凍って、そのなかからは、ほんのわずかの澄んだ雫しか、
  したたり流れることがないのである。
  
  子供たちは、板橋をわたりおえると、沢地をどんどんすすみ、
  しだいに森に近づいた
  ・・・」


  というように、ほぼこの感じでずっとつづきます。


  登場する人びとは、大概ほとんどが善良な隣人で、
  なので、もうこの今の雑音ひしめきあい、せわしなく、もしや人間に善良などという形容は皆無なんではないかと、疲れはてたかたには、
清涼剤となり、imageの巣穴となり、最良の眠りを与えてくれるものと、
  なるかも


  ちなみに、わたしには眠りは与えてくれません。不思議と。
  imageが動きをともない、話はすすむのです。

  良かったら、どうぞ ( ゚∀゚)つ
    
   

      
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゜.*


『AIR BRUSHING DAY!』

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本日6月19日 最終日 (10時~16時30分迄)

エアー・ブラシの日!

《 坂本智史 と キスカヤ・ケニー 深潭を描く 》



昨日は、八戸市の画家 坂本智史氏と、現在は三沢市に在住の
キスカヤ・ケニー氏 / Kisskaya Kenny の二人展を見てきました。

AIR BRUSHING DAY! Art in Depth ー



ケニー氏は、気さくで、イマジネーションが豊富な人物でした。
彼は少しの日本の単語を理解していますが、基本的には
英語だけで会話されるので、躊躇しましたが、
分かりやすく話してくれているのでしょう。会話も
私の少しの単語と、彼が話す文の中の少しの単語を拾い聞きして
意外にも、感覚的な共有を得ました。楽しく話すことも
できました。


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彼のアートの青色の豊富さ、美しさは素晴らしかったです。
(私は青が好きだから特にそう感じます)

多彩でとても美しい青い作品。
海洋汚染による痛みをともなうメッセンジャー
死と 冥界の神アヌビス。
さらに「影の境界」「影の奥行き」「救いがある影」の 多彩な美しさに魅了されました。



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写真は キスカヤ・ケニー 氏 (Kisskaya Kenny)







そして、坂本智史氏のアートは、間近に見るとすごい迫力です。
坂本氏自身、後で気づいたのらしいですが、なぜか
3Dメガネで見ると立体に見えるという不思議。
彼は、立体アートの画家ではないと思うのですが、不思議です。


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独特の色彩と、細胞よりも自分が小さくなってしまったかのように感じる作品。
緻密で、壮大でありながら原初のイメージ。
(と、私は感じる)

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坂本氏の作品も、ケニー氏の作品も、ぜひ八戸以外でも実際に見てもらえるようになったら良いと思います。




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写真は、坂本智史氏と キスカヤ・ケニー氏



作品展示は
本日 6月19日が最終日です(*´∇`)ノ

八戸市 彩画堂本八戸駅 バスロータリー側)にて☆



彩画堂さんに、ヒグチユウコさんの絵具があって感激しました!
たぶん、八戸市内でここだけかも!

Imageの巣穴をつくる Ⅳ


ここのところ、気になって読んでいるものですが

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これは、家の棚で見つけました。
うちは夫の生家なので、たぶんこれは
義母さんのものか、夫が25歳のときに亡くなった義父さんの ものか。

カバーは、カビなどでかなり汚かったので、勝手にカバーを捨てました。
この本、良いです。




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これは、
猫部屋で、今日 みつけたのですが。
見つけたも何も。私が何年かまえに、街の図書館で
図書館落ちした本をもらってきたものでした。

初版です。今は2100円強しますが、1974年当時は950円だったみたいです。
思い他、高い値段です。



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この3冊は、最近とくに、気になって読んでいるものです。
「龍神」は、わたしの故郷、紀伊半島の熊野が舞台の詩集です。




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この「エプロンメモ」は、今、朝ドラで話題の
大橋 鎭子さんが発行者である「暮らしの手帖社」の本です。
古書店で見かけて、懐かしくて、買ってきたのです。




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この3冊も、私に今、イメージを与えてくれている文庫本たちですが
私が、現実と、聖霊の世界を行き来することが
わたしにとって、重要であり、
さらに、そのことを誰にも咎められるなどあり得ないと
教えてもらっているのです。

ファンタジーでメルヘンだよね、と、小バカにされていた
わたしの学生時代は
それでも
わたしの生きている意味 そのものだからです。



゜.*・