青いインク壺

 日々写真詩-『妖精・精霊・詩』

ある二日

 

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『 ある 二日』

 

深い夜は良いです

なぜなら、ただただストーブの火の
ボボボボッ という 冬の音や
こちらの耳から あちらの耳に

細く白くなめらかな糸を通すような
何重にもなっている何かの音
まるで絹糸のヴァイオリンが奏でるような

ところで午後8時頃から
私の右耳は、音が二重に聞こえるようになりました

 

・ ☆ ゜.* 。゜* .・

 

昨夜
音が二重に聞こえるようになり

聞こえるすべての音が
反響する長いトンネルのなかに
いるように
大きく、異質に聞こえていましたが

今朝には平常にもどっていました

娘のかわいい声は二羽の雀のお喋りに
夫の 驚いた声は 天変地異のはじまりのように響いていたので

平常耳に戻って安堵です

 

 


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・。*